校正の受付
校正受付可能な製品について
下記の計測器の校正を受付けています。(校正条件や校正ポイント指定ができる製品があります。また一部校正ができない製品が有ります。)
- デジタル温度計
- デジタル温湿度計
- 熱電対温度センサー
- 白金センサー
- 放射温度計
- 温度モジュール
- サーモグラフィー
- はかり
- タイマー
- ストップウォッチ
- アナログテスター
- デジタルテスター
- クランプメーター
- 直流安定化電源
- LCRメーター
- 回転計
- 照度計
- 騒音計
- 風速計
- pH計(PH-02)
- 紫外線強度計
- 絶縁抵抗計
- 膜圧計
- 接地抵抗計
- 圧力計
尚、上記に書かれていない製品に関しては基本的に校正を受付けておりません。詳しくは弊社へお問い合わせください。
校正証明書と試験成績書の見方について
弊社では計測器の校正を外部の校正機関に委託して業務を遂行しております。入手した「校正証明書」「試験成績書」に弊社で手を加えることが出来ませんので、そのままの形でお客様へお送りしています。
下記に書類の見方についてまとめましたのでご参考にしてください。
表示値と校正値について
「表示値」とはお客様の計測器が表示した値で、「校正値」とはその時の校正機関での校正装置の値です。
例えば「表示値」が100で「校正値」が105となっている場合は、105の環境の所で100の表示をする計測器ということなので、その計測器は実際の値より小さく表示されることになります。
校正精度について
校正を行う場合、校正される計測器の誤差以外に校正を行う側の装置の精度が問題になります。 校正機関にある校正装置の誤差はかなり小さいのですが、それでもある程度の誤差を持っています。基本的に誤差がゼロの校正装置が世の中にありません。 校正書類内に書かれている「校正精度」は、お客様がお使いの計測器の誤差では無く、校正機関での校正装置の精度の事です。
誤差について
校正する場合の誤差は、計測器が持っている誤差に上記の校正装置の誤差(校正精度)を加えた値になります。
例えば計測器が持っている誤差が±(5%rdg+1dgt)で、校正装置の誤差(校正精度)が±(1%rdg+1dgt)の場合は、校正時の誤差はこの両者を加えて±(6%rdg+2dgt)になります。
6%rdgと言うのは測定値の読値の6%の誤差を意味し、2dgtは最小桁の数値が2の誤差を意味します。
100.0と表示される計測器の場合は6%rdg = 0.06 × 100.0 = 6.0 2dgt = 2 × 0.1 = 0.2になり、校正時の誤差は ±(6.0+0.2) = ±6.2になります。
「ISO/IEC17025認定校正」の受付を開始しました。
試験/校正結果に対しての信頼性を判断するための世界基準として、ISO/IEC17025があります。
製品やサービスへのより高い信頼性が求められる現在、国際的な取引はもちろん、国内取引でもその需要は高まってきており、試験所・校正機関の品質・能力の証明には欠かせない国際規格となっています。
従来の「一般校正」との違いは?
一般校正は、IECやJIS規格のような誰もが知ることができる基準によって第三者が評価をしたり認められたものではなく、校正の能力(技術)を校正の依頼側と提供側の一対一の信頼関係によって認めることで成り立っています。
数多く存在する校正機関のなかから一つを選び、そこから出される試験結果に対して「その結果は本当に正しいものなのか?」「成績書の結果は本当に妥当なのか?」「その試験所・校正機関が本当に正しい数値を出す能力があるだろうか?」という疑問から、第三者の評価を求めるニーズが高まっています。
そこで試験/校正結果が信頼性のあるものかを判断するための世界基準としてISO/IEC17025が存在し、様々な分野で求められています。
ISO/IEC17025認定校正が可能な機種は?
本ホームページに掲載の製品情報にて「ISO/IEC17025校正可」と記載された製品が対象となります。